YAMAHA LJ6(2011)ゲット! その1

2019年05月06日

 去る4月28日にYAMAHAのLJ6(2005)をヤフオクでゲットしたばかりだが、それがじつに素晴らしい個体で、台湾工場製で造りも良く、鳴りもじつに見事だった。YAMAHAらしい倍音もちゃんと出るが上位機種ほど出過ぎることもないから弾いていても飽きることがない。まさに適度な倍音の量が絶妙だと感じた。つまりぼくにとって比較的新しいYAMAHAのギターとしては文句ない出来だった。

 それに味をしめたからというわけでもないが、今回の個体に満足しつつも、もう一つ調べたくなったことがあった。
 それは「台湾工場製のものと中国工場製のものとではどのくらい違いがあるのか」ということ。YAMAHAはずいぶん前から普及型を中心とした大多数の価格帯の楽器は海外生産を採用していて、2007年までは台湾で、その後は中国で、そして最近ではインドネシアへとギターとドラムの生産を移管している(その理由はおそらく人件費の関係だろうと思うがそれ以外にもいくつか考えられるものの、ここでは関係ないので割愛する)。
 LJ6(2005)のおかげで台湾工場製は申し分のないクオリティを持っていることが確認できたが、それ以降はどうなのかはまだ知らない。そこで中国工場へ移管されてからの同じ型番の製品(LJ6)も使ってみたいと思うようになった。

 そこで再度楽器店のWebサイトとヤフオクで在庫を確認していったが、比較的近年製の個体が多いこともあってか中古でもそこそこの価格がついているものが多い。そのぶん状態のいいものも多いからある意味選びやすいとも言えるが、ぼくにとっては予定していなかった2本めになるから、できるだけ価格は抑えたいし、かつ中国製でも例によってなるべく古いものを選びたい。
 そんな基準でいくつか選んでいったところ、候補が見つかった。その個体はやはり同じ型番のLJ6であり、サウンドホール内の丸いラベルにはっきりとメイドインチャイナと記載されており、かつシリアルナンバーも確認できた。Webのシリアル解読ロジックを参照しながら製造年を調べると、どうやら2011年製らしい。先日入手したLJ6(2005)の6年後に製造された個体ということになる。台湾工場は2007年に停止したからそれ以降の製造であり、まだインドネシア工場が本格的に稼働していなかった時期であることから、なるほど中国製だと確認できるものだ。しかもまだARE仕様になっていない時期なので指板とブリッジもLJ6(2005)と同じエボニー製であり、同じスペックのため比較するにもじつに都合がいい。

 これは願ってもない個体だろうと当たりをつけ、状態は良さそうなので前回の個体よりも価格がいくらか上がってしまうのを見越してこのくらいかなと思った金額で入札しておいたら、ギリギリで落札できた。入札価格をこれが限界かなと思った金額に100円だけプラスしておいたのが功を奏した格好だが、前回の個体と2本合わせても楽器店で新品のLJ6AREか中古でもかなり程度の良いLJ6を一本買うのと同様な金額だから、とてもいい買い物ができたと言えるだろう。

 これ以降は今回の個体をLJ6(2011)と表記するが、今回の個体はなぜかピックガードが着いていない。そのため価格があまり上がらなかった可能性もあるけれど、ヤマハ純正のピックガードは黒なら¥1,000もしないし必要ならすぐに貼ることもできるので、気にする必要はまったくない。

 前回は出品者が隣県だったため直接手渡しで受け取ることができたが、今回は出品者が大阪なので宅配便を使わざるを得ない。残念ながら連休が終わってしまうから次の週末の受け取りを希望したが、うまく宅急便の範囲で収まればいいとして、仮にサイズが大きくなってヤマト便になってしまう場合は日時の指定ができないのが困りもの。これを書いている時点では明日発送予定という連絡を受けているので、数日の間は届くのを楽しみに待とうと思っている。

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