YAMAHA LJ6(2005・2011)その後・3
2本のLJ6ちゃんのその後であるが、どちらも極めて安定している。トータルでの鳴りの差はやはり残っており、先に製造された2005のほうがこなれている状態は変わっていないものの、2011のほうもほんの少しずつではあるが鳴りがまろやかになってきている気がする。つまりはどちらもいい感じで鳴ってくれており、状態も極めて安定している。
特筆すべきはその丈夫さである。2本とも5月からずっと張りっぱなしで使っているわけだから、すでに約5ヶ月ほど耐久試験を受け続けていることになるが、2本とも長かった梅雨の時期や8月の猛暑にも耐えてネックやトップの状態がまったく 変わっていない。高温と湿気のダブルパンチにも耐える丈夫さはやはり日本製でも特に丈夫なYAMAHAの強みだろう。
今後はギターを外に持ち出して使うときはこの2本の出番が多くなるような気がする。林楽器製の1975年トリオの3本や、ずっと前から所有しているYAMAHAのFGシリーズもコスト的には惜しげなく使えるギターではあるが一応は立派なヴィンテージだし、代替品を見つけるのはかなり難しいと思うからだ。その点LJ6コンビならばたとえばキャンプなどで使う場合には急な悪天候なども考慮に入れると代替品のない貴重なヴィンテージなどは持ち出したくないし、付属のケースもセミハードケースで軽いため機動性に富むし、 そもそもLJ6ならまだいくらでも入手可能だから。この2本と同じ旧型でなくてもAREならまだどんどん作られている。個人的には旧型のほうが好きだが、それがなければAREだって充分である。
2011のピックガードがない理由はわかっていないが、出荷時に貼り忘れることは考えにくいから、おそらくは前のオーナーが剥がしてしまったのだろうとしか思えない。でもぼくの弾き方はそんなに大きくガシャガシャやらないから傷が付く心配はほとんどないし、ルックス的にも気にならないから当分はこのままで行こうと思っている。貼りたくなったらいくらでも売ってるしね。