2025年9月27日 新居を建てる際の各種選択など
現在は新居の屋根材まで完成し、内装の断熱材の設置や胴縁を設置して外壁の貼付け準備などをしている段階だが、ここまで来る間にいろいろなことを決めてきた。備忘録的に、最初から書いていこうと思う。
まず、家の全体図だ。平屋なのか二階建てなのか、部屋はいくつ作るか、間取りはどうするかなどなど、区画整理後の敷地の面積などから最適な配置とサイズを考え出すわけだが、区画整理後の土地は形は整うが減歩で面積が小さくされてしまうし、北接道の土地になるので、それを考慮して家や駐車場の配置を決めていく。
まず、土地はほぼ正方形の家屋を建てる部分と、西側に南北の道路をつなぐ旗竿部分とをつなげ、いわゆる旗竿型の敷地とした。旗竿部分はクルマの駐車場兼北と南の道路の通り抜け通路を兼ねる構造にした。さらに北接道の道の手前に3mの駐車場を設け、もう一台のクルマを置けるようにする。つまり駐車場と通路を兼ねる部分がL字型になるわけだが、この構造が現在に至るまで裁量の選択だったと思っている。
建物の南側は細長い庭になるが、ここには天然芝を張ろうと思っている。ウッドデッキも作るし、植栽はいっさい設けないから、せめて緑が少しくらい欲しいということと、庭にテントを張ることも考え、ペグが打てる地面にする必要があった。人工芝では下に防草シートを張るので、ペグで穴を開けるわけに行かないし、人工芝自体が夏は熱くなるから、却下することにした。
天然芝は確かに手間がかかるが、雑草が生えるより芝のほうがいいだろうという程度に考えている。つまりそこまできれいに保つ気もないし、とりあえず緑になればいいだろうと思うわけだ。
間取りは4LDKプラス納戸の二階建てにした。家族全員にそれぞれ個室とクローゼットを設け、二階の空きスペースには納戸を設け、総二階の作りにした。また一階はぼくの部屋とLDK、トイレ、浴室、ランドリールーム、ウッドデッキ。二階は三部屋と納戸、トイレ、洗面台を設けるが、バルコニーは設けない。
外構はオープン外構にし、門扉などは設けない。玄関横に機能門柱を建てるが、そこにインタホンはつけず、ポストと宅配ボックスを合わせたものとする。インタホンは玄関の壁に直接取り付けてもらう形式にした。また玄関横に少しスペースを設け、そこにも必要なら傘立てや宅配ボックス等を追加で置けるようにした。
外構としては東側にはメッシュフェンスで隣家との境界を明確にし、南の通路側も東にメッシュフェンスを付けて境界を明確にしておく。庭に面する南側は目隠しフェンスを設置し、人目を避ける。西側は兄の家が隣なので境界は設けないこととした。
最大の問題は、家の構造をどうするかだった。昔からログハウスを建てたかったくらいだから、在来木造工法は選びたくなかった。ウッドショック等でログハウスの夢が破れたことから、せめて見た目だけはアメリカンハウス風にしたいということで、ツーバイフォー工法の家に決めた。合理的で耐震性も強く、コスト的にもバランスがいいと判断したためだ。外観は窯業系ラップサイディング、屋根はアスファルトシングルに決定。このへんはどの材を使っても一長一短なので自分の好みを通して選択した。その結果、奥行き1.5mのウッドデッキを含めて約40坪弱の建物となった。
ざっとこんな感じだが、まとめて書くと短いものの、ここまでに詰めていくにはけっこうな時間がかかった。二年前の5月頃から工事開始までの間、何度もいろいろなハウスメーカーに行ったり資料をもらったりWebでいろいろ調べたりした。その結果クルマで20分の場所にあるAホームに決定し、現在に至る。外構についてはAホームの提携業者もあるがコスト的な問題で地元のHエクステリアに頼もうと考えている。
ちなみに家の外壁については樹脂サイディングを使いたい気持ちが強かったが、日本ではまだ普及しておらず、施工できる業者も少ないことから、今回は断念した。Aホームでも取り扱っていなかった。遠い将来リフォームする必要があればラップサイディングの上から樹脂サイディングを張ってもらうように伝えておこうと考えている。
またガルバリウム鋼板を屋根や外壁に使う家も流行っているが、雨音がうるさかったり電波の通りが悪いなどの欠点があるので、選択しなかった。耐久性に優れているのでいい面も確かにあるけどね。
それ以外の塗り壁やタイル張り等も一長一短があるが、コストやメンテ等で納得できなかったので、これも選択から外した。
最終的に選んだのは東レの窯業系ラップサイディングだが、これは厚みが14mmと比較的薄い製品であり、軽量なのがメリット。もっと分厚い製品もあるが、耐久性は増すものの重量がかなり重くなる。家が比較的大きいため、少しでも重量は軽いほうがいいと考え、東レのラップサイディングを選んだ。もちろん軽いだけならガルバリウム等のほうが軽いが、いろいろ勘案してラップサイディングにした。
ウッドデッキもつけるかどうかかなり迷いはしたが、最終的に南側に設置することとした。屋根も付けた。これは夏に向けて少しでも日差しを避ける意味もあったし、屋根付きだと弱い雨ならデッキで過ごすこともできる。リビングとぼくの部屋に直結しているウッドデッキなので、部屋の延長として使えるようにしたかった。その分、庭は狭くなるが、トレードオフなので仕方がない。このウッドデッキにはウリン材を使うことにし、耐久性を重視した作りにした。屋根もつけたので、けっこう長く頑張ってくれることを期待している。
まだ未定なのは外構部分で、特に駐車場兼通路の土間コンの面積だ。建物の北側と西側まではL字型に土間コンを打つのは確定しているが、その南側の通路が問題だ。庭をその通路まで伸ばして天然芝にするか、あるいはL字型部分はすべて土間コンを打ってしまうか、庭から南側だけはコスト重視で砕石敷きにしておくか、などなどで迷っている。通路と考えればもちろんすべて土間コンが最良だが、コストが高くなってしまうのが問題だ。長い目で見て我慢するか適当なところで妥協するか、悩むところ。