2025年9月26日 隣家の新築もいよいよ開始した件など
新居の建築の進捗状況を毎日何度も見に行っているが、西隣の兄貴の家の建築準備もやっと始まった。I工務店により水栓と仮設トイレが設置され、簡易フェンスも張られて、やっと工事する雰囲気になったと言える。隣家の完成予定は2/9となっているので、我が家よりも二ヶ月ほど遅く完成する予定となっているわけだが、今の家の解体の期限が3月までなので、充分間に合うはずだ。
こうやって隣家との境界がはっきりすると、我が家の南北に抜ける2.6m幅の通路がとても重要な存在だと分かる。これがあるから作業車両が道路沿いに駐車する必要もないし、敷地内で作業車両が待機できる。やはり旗竿地にして良かったと痛感している。
どこの家とは言わないが、日本の家は狭いので、駐車場も狭い家が多い。日本人はクルマの運転が上手なせいか、それでもちゃんと運用しているが、毎日何度も切り返して駐車場にクルマを入れるのは、少なからずストレスに違いない。それでなくとも、毎回バックでクルマを停めるだけで面倒だと思う。それがたまらなく嫌だったので、まっすぐ入ってまっすぐ抜けられるストレスフリーの駐車場を求めていた。旗竿地にしたことで、それが実現したのだ。
南北に30mの長さがあるので、自分のクルマを置いていても、他のクルマが縦列に数台は楽に置ける。つまり友人たちが複数のクルマで来ても、ます対応できる。こうしたストレスの無さは、敷地の広い田舎でないと得られないものだが、我が家は駅チカの準防火地域の住宅街でも実現できた。これは大きいメリットだと思う。
新居の建物が完成したら、外構工事にバトンタッチさせないといけないが、概略はほぼ決めてある。家の東側にメッシュフェンスを張り、南東側から南の庭をカバーする範囲には目隠しフェンスを張る。西側は実家のため仕切りは不要なのでフェンスは張らない。南の庭には天然芝を張り、北側と西側には土間コンを敷いて駐車場兼通路にし、南側の通路の東側にもメッシュフェンスを張るというものだが、まだ検討中であり、具体的には庭の芝生を西側いっぱいまで伸ばすか、あるいは西の土間コンを南の通路まで伸ばすか、等は未定だ。前回見積もりを頼んだ際には芝生の下側、南に伸びる通路は砕石敷きにしてコストを節約しようと考えていたが、長い目で見たらそこも土間コンにしたほうが、先行き手間がかからないのは確かだ。もちろん安いものではないからじっくり価格と性能の検討が必要ではあるが、できれば土間コンを敷いてしまいたいとは思う。
細かいことだが、機能門柱は製品を決定した。ポストと宅配ボックスが組み合わされたものだ。インタホンは玄関に直接取り付けるタイプを選んだので、門柱にインタホンは付けないことにした。今住んでいる家ではインタホンが屋外で雨に濡れるため、長持ちはしたが途中で一度機能しなくなったのを自分で交換した。玄関横の壁に直接取り付ければ雨にもかからないし、長持ちするのではないかと踏んだことと、万が一機能門柱のポストと宅配ボックスを交換することになっても、インタホンには影響がない。こうした利便性を選んだ。
もちろん家に用事がある人はインタホンを鳴らすが、配達だけなら鳴らす必要はないわけで、機能門柱だけで用が足りることになる。つまり玄関のすぐ前まで来る人は直接用事がある人で、配達の人は機能門柱の前で引き返すわけだから、敷地の奥まで入ってこられるわけではない。オープン外構だから道のすぐ近くに門柱をセットする手もあるが、我が家は駐車場を縦列に入れるから門柱がじゃまになるため採用しなかった。またインタホンがポストに近いほうが便利だから、玄関近くに門柱を置くほうがメリットが大きいと判断した。玄関から近いと、家から出てポストの中身を確認するのも楽だしね。道路沿いにポストを置くと、雨のときなどに傘をさして取りに行かなくちゃならないのが嫌だ。配達の人たちには申し訳ないが、ちょっとだけ敷地内に入ってもらうことにする。
これも細かいことだが、今の家のポストはブロック塀に埋め込むタイプで、建付けが悪いせいか、内部に水が漏れてくる欠点がある。つまり郵便物が濡れてしまうのだ。これには毎回困っているが、今さら修理するつもりもない。もう少しの辛抱だからね。
思い出したので書いておくが、新居の敷地は現時点で東隣と西隣、南隣は更地になっており、日当たりはとてもいい。西は兄貴の土地なので当面は大丈夫だが、東、南とも他人の土地なので、いつ建物ができるかわからない。そうなると日が入らなくなる可能性は充分ある。特に南側はあまり近接して建てられたら厳しいわけだ。そこであらかじめ南との境界線から建物をできるだけ離して、つまり北に寄せて建てるほうが日は入りやすくなるが、あまり北に寄せると道路沿いの駐車場が取れなくなってしまう。そこで北側も南側も3mづつで落ち着いたわけだが、南側3mでどれだけ日照が期待できるのかと言うと、ざっくりした計算では、2月~10月は日照が得られると思うが、11月~1月は厳しいかも知れない、ということになった。多少前後するかも知れないが、年間で四分の三は日照が期待でき、四分の一は難しい、という結論になった。吹き抜けも作らないので、この計算通りで行くと、晩秋から真冬の三分の二くらいまでは日照が得られないのかなという感じ。また南西には兄貴の家が建つので、そっち方面からの日照も制限されることになってしまうが、幸い前述の2.6m✕30mの通路兼駐車場の存在がここでも役に立つ。細い通路とはいえ、そこからの光は常に得られるし、南隣に建物が建っても影響はない。まさに一石二鳥にも三鳥にもなっているわけだね。この通路のおかげで、仮に南隣に建物ができても、最低限の日照は確保できるんじゃないかな。ほんとにこの通路を作り、旗竿的な敷地にしてよかったと思っている。
日照の問題については実際に建ててみないと本当のことはわからないし、今回の選択が最良かどうかもわからないが、最悪日照が得られない時期が長くなったとしても、必ずしも悪いことばかりではない可能性がある。というのは近年の夏の暑さだ。屋根が小さいとそれだけで暑い日が続く。南側に屋根付きウッドデッキを着けたのも、いちかばちかという面がある。暗くなってしまうかも知れないし、夏は涼しくていいと感じるかも知れない。いずれにしても自分で考えて決めた設計なので、あきらめはつくと思う。考え抜いた結果の結論だったわけだし。
今日の夕方現在で、外壁の防水シートの上に等間隔で胴縁が取り付けられていた。この上にラップサイディングが施工されていくわけだ。先日屋根材が貼られ、次は内装の断熱材と外壁の段階となった。いよいよ家の形がはっきりしてくる。グレーの外壁と緑の屋根材とのコントラストを早く見たい。
