2025年10月7日 30年ぶりにエレキギターを買った件など

2025年10月07日

 ぼくはアコースティックギターはたくさん持っているが、エレキギターは少なかった。一時期3本持っていたが、2本放出し、1本だけ残していた。それはグレコのレスポールタイプで、ゴールドトップ仕上げ、リアのピックアップをディマジオのスーパー・ディストーションに交換してある。これは音も良く、手放す気にはなれなかった。ちなみに手放した2本はグレコのMR6というもので、色違いで2本同じ型番を持っていた。新品で買ったし、音は文句ないのだが、その形状ゆえ、座って弾くのがやりにくいという欠点があった。その結果グレコのレスポールばかり弾くようになってしまったため、そこそこの価格で売れるうちに手放してしまった。今ではちょっと後悔しているが、もっと後悔した楽器もたくさんあるので、あまり深くは考えないようにする。

 そんな今、久しぶりにエレキギターを買った。短く見積もっても30年以上ぶりになるのは間違いない。ちなみにエレキベースはフェルナンデスのプレシジョンベースタイプを色違いで2本持っていて、どちらもいわゆるPJタイプにしてある。つまりプレベのPUの他にジャズベのリアPUも着けてあるのだ。基本的にプレベの音のほうが好きだが、ときどきジャズベのリアPUの音も欲しくなるので、PJタイプにこだわっている。このうち2本目は数年前に購入したから、そこまで期間は経過していないが、エレキギターとなると最後に買ったのがいつだったかはっきり思い出せないほど昔のことなのだ。

 今回のギターは、見た目は中古のフェンダーのテレキャスター。デカールもフェンダーになっているが、これは後から貼ったのがバレバレ。PUは2つともハムバッカーに交換してあり、ブリッジも6ウェイタイプにされている。トグルスイッチも5段階のものになっており、配線も凝っていて、順にフロント、フロントとリアのミックスでローカット、フロントとリアのミックス、リアのローカット、リア、となっているらしい。つまり本来の3段階はそのままで、別途ローカットの音を2種類出せるように追加してあるのだ。いじるのが好きな人が使っていたのだろう。とりあえず音は出るので、前述の内容が判明した。

 テレキャスターはシングルコイルのPUがデフォルトだが、フロントにハムバッカーを着けてある個体も多い。その場合はリアPUだけはシングルで残す人も多いようだが、ぼくはどっちつかずのように思えて、あまり好きではない。ノイズの少ないほうが好みなのでどちらかといえばハムバッカーのほうがいいし、といってテレキャスターのデザインはもっとも好きな方なので、ぼくにとって理想的なテレキャスターはいわゆる「テレギブ」と呼ばれる、ジェフ・ベックが使っていたものになる。ゼブラ色のハムバッカーをテレキャスターに取り付けたもので、デザイン的にも音的にもかなり気に入っている。その仕様のものもいくつかのメーカーで作られているが、新品で買うほどエレキギターが弾けるわけでもないし、ここは中古でそれっぽいものならいいやと思っていたところ、今回のものが手に入った。ぶっちゃけ状態は良くなくて、けっこう汚いので、どうしようかと思ったが、価格がべらぼうに安いのでまあいいかと思って購入した。最悪はオブジェでもいいやと思ったくらいなので、音が出ただけめっけ物だ。

 アコースティックギターに関しては妥協せずにいいものを頑張って買ってきたが、エレキギターに関してはいまだフェンダーやギブソンを買ったことがない。もともとギターよりアンプの性能が8割だと思っているし、エフェクターでガラリと音が変わる。ましてや国産のほうが作りが良いとなると、形が似ていれば国産でもいいじゃないかとなるのだ。ところがアコースティックはそうは行かない。Martinをいくらコピーしても、他社で作ったものはMartinの音にはならないのだ。Martinで売っているギターキットを使って組み立てても、Martinの音にはならない。つまり作り方もMartinのノウハウがあるからだ。Martinを徹底的に分析して、かなり近いところまで追い込んだ製作者も少数ながら実在するが、価格的に見ると、むしろそちらのほうが高額になってしまうことが多かったりして、あまり欲しいとは思わない。だからMartinは本物に限ると思っている。

 死ぬまでに一度は本物のフェンダーやギブソンを買いたいと思った時期もあったが、今はそこまでする気もない。昔のフェンダーやギブソンとは違うし、作っている工場もまったく違っている上に、OEMも数多い。こうなってくるとブランドロゴにしか価値を見いだせないんじゃないかと思ったりもする。つまり、現在楽器店でフェンダーやギブソンを買ったとしても、価格的に比較的最近のものしか選べないから、昔に憧れた時代のものとはまったく別の個体でしかない。ブランドロゴは同じだが、中身はまったく違うのだ。それを大枚はたいて買う気になるかと言われたら、NOだ。そんなもんです。

 新築中の我が家だが、進捗状況は現時点でラップサイディングの外壁が半分ちょいくらいまで張られてきた。薄いグレーの外壁だが、けっこういい感じになっていると思う。屋根のアスファルトシングルの緑もなかなかいい。当初自分が狙っていた色とは違うものを採用したが、周囲から浮くこともなく、悪くないデザインだと思う。
 小さなトラブルがいくつか見られてもいる。たとえば防水シートの破れたところの補修(防水テープを貼って塞げる程度)とか、届いた窓サッシのサイズが違っていたとか、格子が入っているはずなのに入っていないものが届いてしまったりと、せっかく開けたのに中身が違っていて廃棄せざるを得なくなったりしているわけだ。もちろんこれは我が家の負担ではないから気にする必要はないのだが、シンプルにもったいないよね。
 ラップサイディングの釘打ちに関するトラブルも以前に書いたが、その後はきっちりやってくれている。あれはほんとに早く気づいてよかったと、胸を撫で下ろしている。やっぱり施主も無知じゃ駄目だね。自分で大金を払って建てる家なんだから。
 ちなみに西の面は今日の夕方までにすべて外壁が張り終えていた。北面は下半分まで、東面は下の方の四分の一程度だけ、南面はまだほとんど張られていない状態だが、全体で考えると半分程度は張り終えている感じがする。内装も並行して作業が進められているので、予定の11月には間に合いそうな気がする。

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