2025年10月2日 新居の外壁の施工ミスの話など

2025年10月02日

 あまり書きたくない話題だが、備忘録として書いておくことにする。現在建築中の新居だが、やっと外壁を張る段階になったところ、張り始めたその外壁の施工方法がマニュアルどおりでなかったという話だ。何だそりゃと思うだろうから、以下に詳しく説明する。

 今回選んだ外壁は、東レのラップサイディングだ。下から重ねて張っていく、いわゆる鎧張りの施工をしていくが、今回問題になったのは釘打ちの場所だ。具体的には、東レのラップサイディングには水抜きの溝と、重ねる目安になるミシン目が施してある。その溝とミシン目の間は約7cmくらいの間隔が空いており、その間に2本釘打ちするとなっているのだが、昨日張り始めた段階で確認したところ、溝の中に1本、少し離れてもう1本と打たれていた。しかも必ず溝の中に1本打たれていたのだ。証拠の写真を撮り、改めて東レの施工マニュアルを確認したところ、溝は水抜きのためのものなので、そこに釘を打ってしまうと、釘も錆びるし、その穴から内側に水が入ってしまうことになるから、これは大変だと、すぐAホーム営業のO氏に連絡した。証拠の写真と、東レの施工マニュアルも添付して送ったところ、先方も驚いて、すぐにやり直しさせますと言うことになった。今回最もまずいと思ったのは、必ず溝の中に1本、その他に1本打ってあったこと。職人の勘違いなのか、間違って理解していたのかはわからないが、あえて溝の中をめがけて釘を打っていたとしか思えないからだ。確認できた場所すべてがそのように溝の中に打ってあったので、間違って理解していたのだろうな。そもそも何のための溝なのかがわかっていなかったに違いない。今日になって昼頃に改めて現場を見に行くと、昨日張られたサイディングの釘を抜き、剥がしていたので、ちゃんとやってくれてるんだと安心した。夕方、工事が終わった頃を見計らって再度現場に行くと、昨日と同じ程度の枚数が張られていた。近くに寄って確認すると、ちゃんと溝とミシン目の間にすべての釘が打たれていたので、ひと安心。昨日貼ったサイディングは再利用したのかどうかわからないが、いまさら調べようもないので、なんとも言えない。使いまわしたなら、せめて釘で開いた溝の穴を何かで塞いでくれていればいいんだが、確認しようもない。

 現在の建築は、小さな工務店ならいざ知らず、工事する場所ごとに専門の業者が受け持って行うことがほとんどになっているから、今回の件についてもAホームの責任ではないが、監督責任はあるので、間に入ってもらった格好だ。それにしても、張り始めの段階で気づいて本当に良かった。終わり頃だったら大変なことになるところだった。

 ふと思ったが、今回の職人さんは、今まで張ってきたラップサイディングの家全てに今回のように間違った施工をしていたのだろうか。考えるだけで恐ろしいが、客観的に見ても、水抜きの溝に雨がたっぷり染み込むということはあまり考えられないと思うので、そこまで心配する必要はないのかなということで、考えるのを終わりにしようと思う。そもそも雨が染み込まないための鎧張りだからね。

(10月3日 追記)
 先ほどAホームの営業のOさんから連絡あり。外壁の釘打ちの件だが、職人さんの上司の方から連絡があり、その人が見回りした際にやはり釘打ちの位置が違うことに気づき、やり直しをするように職人に指示したと言う。Aホームからも言われ、上司からも言われ、つまり二箇所から指摘されてしまったわけだ。可哀想なことをしたかも。
 で、その職人さんとしては、水抜きの溝を、むしろ、釘打ちのガイド線みたいに思っていたらしい。だからきっちりと溝に必ず一本打たれていたのだ。ある意味見事なくらいの腕だから、勘違いさえ解消すれば、きっちりと仕事をしてくれるんだろうと思う。
 そんなわけで、すったもんだした外壁の釘打ち問題だが、無事に解決し、外壁の使いまわしもせず、ちゃんと新しいものを使って施工し直してくれるということになった。めでたしめでたし。

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