2025年2月17日 相続登記など
午後3時頃、突然バカ兄貴から電話があった。実家の相続に必要な書類を市役所に取りに行くから、一緒に行ってくれというものだ。今回は実家の土地の一部を文筆してぼくに譲渡されるから、ぼくの印鑑証明や住民票なども必要になるのだ。本来は建物の部分もぼくに半分権利があるのだが、そこは面倒になるのでいったんバカ兄貴が全部相続したことにし、お金でこちらに分配される形で承諾した。時間が少し遅かったが、現在はどの役所でも故人の出生から死亡までの戸籍をすべて取れるようになったので、母親の戸籍から始めて、ほとんど取ることができた。ただし土地の文筆については昨年11月に行ったため、まだ一部の書類には反映されておらず、それだけは後回しになったが、それでもとりあえず相続の手続きには問題ないような話だった。一ヶ月程度で登記ができるはずだから、それを待つことになる。
バカ兄貴が言うには、某I工務店で建設することにほぼ決めたと言う。別にそれは勝手だが、まだバカ兄貴の娘である姪たちには何も話をしていないことがわかった。いくら今は別居しているとは言え、実の娘たちに何も話さないまま勝手に一人で新居を建てるなどは許されるはずもないので、ぼくが姪(長女の方)に連絡をとり、相談した結果、20日(木)に姪がこっちに来ることになった。バカ兄貴から電話をしても出ないことが多いと言うが、それだけ今までやらかしてきて、実の娘からも嫌われているのに、反省の色が見えないのが最大の問題だ。当日はぼくも当然立ち会わなければならないが、そこで新居の検討中の間取りや外観なども姪に見てもらい、その上で決定することになるだろう。それにしても呆れる話だ。自分はあと何年生きるかわからないのに、その後に家を引き継ぐ娘たちに何の相談もしないうちに業者を決めたり間取りを決めたりする神経が、ぼくには理解できない。
それでなくともバカ兄貴は人の気持ちを察して会話をすることが不得手だ。感情のままに言葉を発して、相手を激怒させることだってしばしばある。発達障害の一種かもしれないと今では思っているが、とにかく自分勝手がひどく、ぼくも何度兄弟の縁を切ろうと思ったかわからない。最も腹立たしかったのは、バカ兄貴が一時期収入が激減してあることの支払いが滞り、泣きつかれて代位弁済してやったことがある。そのときは同行して銀行からおろして資金を作ったのだが、そのときにもえらく頭にきたことがあった。具体的には、当時MartinDー45が買えるくらいの金額を代位弁済してやったために、「あの金があったら、D-45が買えたのにな」とぼやいた。するとバカ兄貴はすかさず「そんないいギターなんて必要ないだろうよ。プロでもないのに」と言ったのだ。たった今、自分の負債を代位弁済してもらったばかりの弟に、そんなことを平気で言う人間なのだ。実の娘たちでさえ嫌う理由が想像できるだろう。これはあまりに悔しく腹立たしく、死ぬまで忘れることができないだろう。「あいつは何をやらかすか不安だから、お前が隣に住んでよく見ていてくれ」という親父の遺言さえなかったら、とっくに絶縁して追い出してやるところだ。母親も「あんな兄貴をもたせて申し訳ない」とぼくに謝ったことがあるくらいだが、姪たちはいい子なので、彼女たちの父親だと言うだけで、今までどんな事があっても目をつぶってきたのに、またも今回、姪たちに無断で家の建設を決めようとしていたので、あいつは死ぬまで治らないんだなと呆れるしかなかった。身内の恥を晒すようだが、バカ兄貴はそういう男なのだ。ちなみに、前述の代位弁済の他にも結構な金額を建て替えてやったことが何度もある。それらは未だに返済されていない。それを知れば、バカ兄貴などと書くくらいは許されていいだろう。いい加減にしやがれ、バカ兄貴。