2024年6月5日 久しぶりの霞が関と虎ノ門、日比谷公園など
用事があって、久しぶりに霞が関に行った。それが終わると日比谷公園を少し散策し、昼食を取りに虎ノ門に向かい、再度日比谷公園を少し散策して撮影したあと、帰路に着いた。
3年ほど前まで、毎日虎ノ門まで通勤していた。千代田線の霞ヶ関駅まで行き、少し歩いて交差点を渡って職場のあるビルに通っていたのだ。したがって生活圏は虎ノ門から霞が関、西新橋、日比谷、銀座あたりまでだったが、昼食はもっぱら虎ノ門から西新橋あたりの店で食べていた。
今回は以前に勤務していたビルのすぐ横にある定食屋に行ったが、大釜で炊くごはんと食べ放題の漬物が名物で、久しぶりに美味いご飯をたらふく食べた。ビルの谷間にある目立たない場所の定食屋だが、息が長いのはこの美味さがあるからだろう。
食後に虎ノ門周辺を歩いて再度日比谷公園に向かったが、虎ノ門周辺も再開発が進んでいる場所が増えた。以前に通っていた歯医者と定食屋が入っていたビルはすっかり解体されていたし、ときどき寄っていた書店も建て替えられ、規模が小さくなっていた。またときどき買っていた靴屋は消えていた。ほんの数年でも、ずいぶんと変わるものだね。
日比谷公園ではスマホで撮影をしながら散策したが、花壇とその周辺が作り変えの工事で立入禁止になっていたり、鳥が鳩と雀以外まったく出てこなかったりと、少し不思議な状況だった。あじさいがいい感じに咲き始めていて、初夏を感じた。
汗をかく手前くらいで散歩を切り上げて霞が関の駅から帰路に着いたが、帰りは千代田線でなく日比谷線に乗った。北千住に行ければどちらでも構わない。過去にもっとも多用したのが日比谷線だったから、懐かしい気持ちで一杯になった。
用事がなければ、今後霞が関や虎ノ門あたりに行くことはないかも知れない。都内を散策することはあるが、どちらかといえばもっと下町の方を歩く可能性のほうが高いからだ。とはいえ築地あたりでも築地木村屋が閉店してしまったり、愛用していたお店が次々と無くなるなど、悲しい状況が現実に増えている。それを思うと、過去に何度も通った地域であっても、また歩いておかないといけない。思い出がどんどん消えていくこの時代を覚えておくために。