2023年6月7日 足かけ3年ぶりの一眼カメラ出動
新型コロナことCovid-19騒ぎで外出すら憚られることになった3年前から、一気に撮影熱が冷めてしまった。個人的に街中スナップがライフワークなのだから、街に出られなくなったら撮影などできないからだが、今年の春以降、やっと新型コロナが第5類になり、マスクも原則として個人の自由とされたことから、ようやくカメラを持ち出そうというモチベーションが上がってきた。この3年近く、iPhoneだけで撮影してきたが、ようやくカメラ小僧が復活の兆しを見せたのである。
どのカメラを使うかしばし迷ったが、近年もっとも多用していたOLYMPUSのPen-Fを使うことに決め、バッテリーを充電しようと思ったら、うっかりバッテリーの一つをカメラの中に入れたままだったことに気づいた。ストッパーのレバーを操作すれば簡単に出てくるはずのところが、全く出てこない。細いドライバーで引っ掛けて出そうとしたが動かない。やむなくカメラの角を叩いて慣性の力を使って少しずつ出していき、ようやく取り出すことができた。見れば明らかにバッテリーが膨張している。3年近くも放置していたため、過放電となって劣化が進んだものと思われる。予備の他のバッテリーも微妙に膨らんでいる気がするものの、当該のバッテリーに比べたら全然大丈夫だし、取り出しも問題ない。純正バッテリーではなく安価な互換品なので、こういうこともあるだろう。予備は2つあるので、当面は間に合うが、近いうちに新しいものを仕入れておく必要がありそうだ。予備のバッテリーも常に満タンにしておく習慣がついているので、予備の2つも満タンにして3年近く放置していたことになるが、やはりカメラに装填したままのバッテリーがもっとも劣化が激しく、カメラの時計も初期状態に戻っていたから、 完全に放電していたものと思われる。やはりまめに使っていないと駄目だね。
復活初回はどこに撮影に行くかと考えたが、行き慣れた公園に決めた。ちょうど紫陽花と花菖蒲の時期だし、今は退職して平日にも行けるので、都合がいいと考えたのだ。
ところがいざ出かけてみると、意外と人が多い。リタイヤした世代らしき人たちが多いが、幼い子を連れた母親はもちろん、意外と男性の若い人も多い。休日が必ずしも土日祝とは限らないが、たまたま菖蒲まつりだから人が来たんだろうか。とはいえ撮影するのが大変なほどではなかったのが幸いだ。
Pen-Fを久しぶりに使ったが、すぐに慣れた。レンズの画角も、今までどおりにある程度画角を決めてからファインダーを覗いても、ほぼ合っていた。長年の蓄積は伊達じゃなかったというところか。レンズは念のため4本持っていったが、実際に使ったのはZuiko 14-150mmのズームだけだった。他の3本は12-50mm、40-150mm、それにパナの25mmF1.7だった。要はどれか1本が故障しても、他のレンズたちでカバーできるようなラインアップというわけだ。通常は14-150mmズームがもっとも便利だからこれをメインに使うが、高倍率ズームだからボケ味とか細かいところは他の3本に比べて劣る面もある。しかしそれをパッと見で解る人などいないだろうと思う。
今日は何枚撮影したか数えていないが、午前10時半ごろから1時間ほど撮っていたら人が更に増えてきたし、日差しが強くなってきて汗ばむようになったため、撤収することにした。バッテリーは1本でぎりぎり足りたが、消耗が早いような気がした。帰りにクルマに常備しているポタ電経由で充電したら、あっという間に満タン表示になった。やはり久しぶりなのでちょっと調子が狂っているのかも知れないが、何度か使ってみれば状態が把握できるだろう。使えないと判断すれば新品を調達しよう。
久しぶりの撮影だったが、やはり楽しかった。今まで以上に上達することは考えられないが、自分の好きな撮り方が出来る程度のスキルは持っているつもりだし、狙った撮り方でシャッターを切るのはやはり楽しい。これを機会に、また一眼を持ち歩くことにしよう。しばらくは以前のような枚数は撮れないだろうけど、それでまったく構わない。セレクトで苦労するのはもうやめだ。