2023年10月3日 改めて最近の状況についてなど
自分の現在の状況をここで改めて書いておきたいと思う。
まず、今年の5月で仕事を終えた。厳密には有給休暇を消化するために4月中旬で通勤も終わっていたが、40年以上も電車通勤していた暗い日々にもようやく終わりが来たわけだ。思えばつらく長かったが、今ではそれも思い出となった。当然ながら給料も5月分までで終わったため、6月以降は無収入となったが、幸い特別支給の老齢厚生年金をもらえる年齢だったのと、厚生年金基金にも加入していたので、それぞれの受給手続きを行い、前者はやっと8月から、後者は 10月から受給できるようになったため、やっとひと安心したところだ。6月と7月の無収入期間は年金受給の手続き中だったからさすがに不安な気持ちになったが、じっと辛抱の日々だった。
ちなみに特別支給の老齢厚生年金と失業後の雇用保険は同時には受給できないため、片方を選ぶ必要があるのだが、ぼくは前者を選び、後者については退職後一年間の休養期間を申請しておいて、一年後にもらうという裏技を使った。つまり一年後から求職活動を始めて失業保険をもらう手続きをするわけだ。とはいえ、求職活動をしたとしても、実際に就職までするかは現時点では何とも言えない。正直言ってもう年齢的にも働くのはしんどいし、よほど自分にとって都合のいい職場でもなければ再就職するかどうかは大いに疑問が残るが、積み立ててきた雇用保険の受給の権利はしっかり行使させてもらうつもりだ。今は退職したばかりでもう通勤や仕事はうんざりという気分が強いが、一年後に気分が変わらないとも限らないから、その時点でじっくり考えようとは思っている。
体調はわりと快調だ。内科で二ヶ月に一度血液検査と尿検査をし、半年に一度はそれに加えていろいろ細かい検査もしてもらうなど、それなりに健康管理は真面目にやっている。ただし眼科についてはコロナ騒ぎ以来医師の許可もあって通院を停止しているので、ほんとはコロナが沈静化した今では通院を再開してときどき検査をしてもらうほうが安心なのだが、大宮まで行くのが面倒で、再開していない。
クルマは相変わらず愛車のスラ吉くんこと N-BOX SLASH TURBO である。2016年製で純正部品のリコールを除けば今まで何のトラブルもなく、現在まで快調に走ってくれている。燃費は真夏の渋滞の市街地での 最低15km/L台から、郊外を60kmくらいで流しての 24km/L 台あたりまでの幅となっており、エアコンを多用する夏は 660ccのエンジンには負担が大きいためどうしても燃費は落ちるが、逆に冬はエアコンと言うよりヒーターを主に使っているから燃費にはほとんど影響がない。いずれにしても最低 15km/L くらいは走るので、燃料タンクが 35L でおおよその航続距離が最低の15km/Lでも 500km 以上、20km/Lなら700kmくらいはあることになる。これはけっこう安心感が強く、スラ吉くんの強みとなっている。一時は室内の居住性に目が行って、軽バンや軽キャンパーにも興味が出たことがあるが、いずれにしても細かく見ていくとスラ吉くんを上回る性能が得られないため、スラ吉くんに乗り続けている。走行性能にはまったく文句がないので、車内では寝るだけと割り切ればまったく不満も出ない。車内で調理をするとか、いろんな姿勢でくつろぎたいとかいうのは無理だが、そこは走行性能とのトレードオフである。要は目的地に停車してからの居住性を取るか、あるいは移動中の走行性能と快適性を取るかだが、個人的には後者を選んでいるわけで、当面はこのままスラ吉くんに乗り続けるつもりだ。人によっては逆に多少走行性能が落ちても居住性を重視する場合も多いだろうが、それこそ好みの問題であり、ぼくは軽バンの便利さよりもスラ吉くんの走りの快適さが捨てきれないわけだ。キャンプに行くときは最低地上高の高い4WDが欲しいなと思うこともあるが、以前に4WDのエスクードに乗っていた際、たしかに悪路では無類の強さを発揮したが、逆に高速道路ではギヤ比が低かったために恐ろしく燃費が悪かったし、市街地でもさほど良くなかった。その造りを考えれば当然だが、今は舗装道路を走る割合が圧倒的に多いのだから、そこを優先したいと考えているわけだ。たとえキャンプに行くときでもそれは同じだ。荒れた地面のキャンプ場内を移動する、4WDが欲しくなる僅かな時間よりも、現地まで往復する道中の舗装道路の走行時間のほうが圧倒的に長いのだ。このように、こと走ることを考えると軽バンよりも軽ハイトワゴンのほうがかなり優位になる。それを極端にするような形でスポーティなクルマでキャンプ場に来る人も散見される。たとえば86とかロードスターなどに乗ってくる人たちだ。荒れた道を走るのは大変だろうが、現地に来るまでの道中はさぞかし快適なことだろうと納得できる。
また軽バンだとぼくの好みではN-VAN一択になってしまうが、それでもメリットとデメリットを比較するとスラ吉くんには敵わない。もしスラ吉くんに何かあってどうしても乗り換えが必要にでもなったらN-VANにするかも知れないが、現時点では極論すればスラ吉くんを出してまで欲しいクルマが存在しないとも言える。だから将来的にはわからないが、どうかすると今のスラ吉くんが駄目になってもまたスラ吉くんを入手する可能性だってある。それこそ運転免許を返納するまでスラ吉くんに乗っている可能性もあると思う。そのくらい今はスラ吉くんがこの上なく気に入っているのである。
また、N-VANでなく本家N-BOXに乗り換える可能性もゼロではない。ぼくは今後新車に乗りたいとは思っていないし、中古車の中から探す場合は出会いというか縁のようなものが必ずあるから、タマ数から言ってもN-BOX SLASHよりN-VANのほうが多いし、さらにN-VANより本家N-BOXのほうがずっと多いから、よりいいものに出会う可能性もあるだろう。前回は本家N-BOXよりもN-BOX SLASHのほうがいいと思って選んだが、決定的な差があるほどではない。つまりはどっちでもいいのだ。ただスラ吉くんは現時点でまだ2万8千キロくらいしか走っていないので、当分は元気に走ってくれるだろう。
とはいえ、スラ吉くんにも欠点はある。①ペダルとステアリングの位置関係が良くないこと②ルームミラーがいささか視界の邪魔になることと、停止線から近い信号が見にくいこと、などだ。①は小柄な女性でも運転できるようにステアリングとペダルの位置が設定されているため、大柄な人にはシートポジションが難しい。具体的にはステアリングとの距離を優先すると足がペダルに近すぎて窮屈になってしまうし、逆にペダルが踏みやすいようにシートを後ろに下げると今度はステアリングが遠くなりすぎる。チルトはあってもテレスコがないからこういうことになるのだが、ぼくは試行錯誤の末に、ペダルを優先しつつステアリングもぎりぎり肘が伸びきらないところを見つけてセットしている。シート高も変えられるから上に上げればペダルは楽になるのだが、それをやりすぎると視線が上がりすぎて②の近い信号機がさらに見えにくくなる。また②のルームミラーがじゃまになることと信号機が見にくい現象は、ダイハツのムーヴキャンバスなどでも同様の欠点が見られるが、どちらも軽ハイトワゴンで天井高が160cm台後半になっていて、本家N-BOXなどのスーパーハイトワゴンほどは窓の縦の長さがとれないため、天井が低くなったぶんルームミラーが低い位置に取り付けられてしまったり、斜め上方に対しては視界が少し狭いことがその理由だ。これも小柄な女性などなら視線が低いからまったく問題にならないのだろうが、大柄な男性などでは座高が高くなるからどうしても視線が上に行ってしまうため、相対的に情報の視界が狭くなるのはやむを得ない。停止線よりかなり後ろに下がれば信号も楽に見られるが、後ろにクルマが続いていたりするとそれはできないし、また感知式の信号などでは停止線までピッタリついていないといつまでも信号が変わってくれない、という現象が起こってしまう。だから対策としては窓に顔を近づけたり頭を下げたりして信号を確認するしかないのだ。歩行者用の信号も目安にはなるが、やはり車用の信号を直接確認しないと危険だから、これは気をつけたいところだ。
以上がスラ吉くんの欠点だが、他にも強いて言うなら後席もスライドドアでなくヒンジドアだとか、設計がやや古いためホンダセンシングが搭載されていないなどの不満もある。しかしヒンジドアのほうが軽量かつ剛性も高いので走りのためには都合がいいし、ホンダセンシングはなくてもクルーズコントロールやパドルシフトはついているので、さほど大きな問題ではないのが救いだ。
8月に長いこと使っていたデスクトップPCが起動できなくなり、間に合わせのつもりで中古のノートPCを買ってみたことは以前にも書いた。サブ機としてクルマ旅にも持っていけるようなB5サイズの小型のものを選び、ブランドも丈夫さに定評がある Let'snoteにした。中古でかなり安価だったのでほとんど期待していなかったが、いざ使ってみると思いの外というか充分に使える性能で、間に合わせと言うよりも当面はこれで充分じゃないかと思えるほどだった。もともとそんなにマシンパワーを必要としているわけでもなく、動画編集もめったにやらなくなったので、旧型機でも足りるのだ。
今考えているのはクルマ旅に出たときにノートPCを連れていき、夕食後寝るまでの間の時間を有効に使って動画編集をしたいなと思ったりしているが、家の移転が完了するまでは落ち着かないから長期の旅も控えるつもりなので、あと2年程度はおとなしくしている予定だ。
区画整理による自宅の移転に関しては、先日もまた区画整理事務所に行ってスケジュールなどの再確認をしてきた。今回は新築を依頼する予定の業者と同行して細かいことなども話を聞いたが、準防火地域にひっかかるための差額などについては即答ができないため先方(市役所側)の宿題となった。これはいずれ回答があるまで待つことになる。いっぽう、我が家の移転先でずっと邪魔な立場だった病院の移転がようやく完了して古い建物の撤去が始まったので、予定どおりに移転できそうな雰囲気になった。上下水道についても北側の接道側から通せそうな感じになったため、こちらも安心感が得られた。ずいぶん待たされている状況は変わりないが、ようやく大枠が決まりそうな感じになってきたのは喜ばしいが、前述の準防火地域にかかるための出費の増加や、この10月からの解体工事の基準の厳格化などに対する補償金額の増額については市役所側でしっかりと再計算してほしいと思う。
新しい家は今の家とほぼ同じサイズにとどまる予定だが、庭は今より少し広く設計した。芝生を植えて少人数ならキャンプができる程度の面積は確保できる予定になっている。これからどんどん年老いていくし、クルマで旅をしたり、いろいろな場所にキャンプや撮影に出かけたりする体力もいつまで続くかわからない。それが続けられる限り続けるが、体力が落ちたと自覚したら自宅でのキャンプとギター演奏などに切り替えようと思っている。写真は公園の花の撮影や街中スナップ程度なら寿命をまっとうするまで続けられるだろう。
先月だったか、Netflixでアニメ「ガメラ・リバース」が配信されるようになった。全6話でガメラシリーズ初のアニメとなり、Netflixの独占配信だから基本的には契約しないと見られない。内容的には昭和ガメラに出てきた怪獣たち(ギャオス、ジャイガー、ジグラ、ギロン、バイラス)が新デザインにリニューアルされた姿で登場し、ガメラと戦っていくといった話らしい。バルゴンがいないのがなぜなのか理由が不明だが、平成ガメラで出てきたレギオンやイリスも出てこない。現時点でNetflixに加入していないのになぜそこまで知っているかと言うと、You Tubeでいろいろハイライトシーンやら解説動画やらが出ているからだ。特に怪獣同士のバトルシーンについてはほぼ見ることが可能になっていて、それらを見てしまった以上はもうNetflixに加入しなくてもいいかなと思うほどだ。一ヶ月無料期間があるからそれをフルに使って一ヶ月で契約を解除する方法もあるが、それもなんだかなあと思ってしまう。個人的にはアニメでもいいんだが、やはり実写版でこのシリーズを作り直してほしい。怪獣はCGでもいいが、平成ガメラ以上のクオリティで実写版を作ってくれたら、必ず見たいと思う。
ぼくはリアルタイムで昭和ガメラと平成ガメラを見てきた世代だから怪獣映画も大好きだが、若い人たちの間でもけっこうゴジラやガメラは人気があるようだ。これは素直に嬉しいと思うね。