2022年8月11日 映画「ゆるキャン△」について

2022年08月11日

 一昨日(8/9)休暇をとったが、用事は午前中で終わったので、映画「ゆるキャン△」を見たいと思って映画館と上映スケジュールを探してみると、春日部で16時ごろ、さいたま新都心で12時半ごろとなっていた。ロードショー開始が7/1だったので、一日あたりの上映回数が少なくなっているのは仕方がないところだが、横浜市内から帰ってくる途中で見るとなると、春日部では着いてからも待ち時間が長すぎる。ららぽーと内だから買い物をするのもいいが、それにしても1~2時間もあれば充分だから、やはり時間をつぶすのが大変だ。ではさいたま新都心のMOVIXはどうかというと、横浜駅から上野東京ラインの快速に乗ればギリギリ間に合う計算だ。仮に上映開始時刻に遅れたとしても、最初は予告編などが何本かあるから大丈夫だろうと思い、そっちを選んだ。
 結果的には上映開始時刻の十数分前に到着し、ホッとしたのもつかの間、チケットを予約していないからチケット売り場で行列に並ぶ羽目になった。運良く好きな最後尾の席の真ん中あたりをとることができた。左右はすでに埋まっていたが、この際仕方がない。迷っている時間はなかったし、端の方で見たくもない。空腹だったので何か食べ物も買いたかったし、パンフレットも欲しかったが、どっちもかなり並んでいたのであきらめた。上映中にお腹が鳴ったら困るなと思いつつも、まあ大丈夫だろうと、劇場に向かったら、 チケットもぎりのお姉さんに、「ゆるキャン△」のカードをもらった。入場特典らしいが、映画のシーンがランダムに3枚入っているらしい。これはラッキーだ。

 見終わってからプログラムを買いに行った。今度は空いていた。プログラムはノーマル版と豪華版的な2種類があり、前者は¥1,200、後者は¥3,000と、けっこういい値段がする。どんなものかと現物を見せてもらうと、ノーマル版でも普通のプログラムよりもやや厚みがあり、豪華版はさらにかなり分厚かった。厚み1cmくらいの雑誌のムック並みと言えばわかりやすいだろうか。この結果、ためらいなく豪華版を購入した。どうやら豪華版にはノーマル版の内容に加えて絵コンテなどのページがかなり追加されているらしい。こういうときは多少高くてもいい方を買っておくほうが後で後悔しないことが多い。ちなみにこの豪華版プログラムは早くもメルカリで¥5,000くらいの プレミア価格で転売されていると後で知った。映画館に行きにくい地域の人たちが買うんだろうか。よくわからないが、なんだかなあと思ってしまう。

 映画自体は、思いのほか良かった。というか、これは名作ではなかろうかとさえ思った。ぶっちゃけ、今年もっとも気に入っていた作品の「トップガン・マーヴェリック」よりも、個人的には気に入ったくらいだ。
 内容はネタバレになるのであまり触れないでおくが、登場人物の進学・就職等の状況から推測すると「シーズン2」からおよそ10年くらい経過した時期の設定になっているらしい。ざっくり言うと 、主力メンバーが16歳の高校生だったのが、いきなり20代なかばの社会人となっているわけだ。思ったよりも時間の経過が進んでいる印象だったが、見終わってから考えると、うまい設定だと思えるようになってきた。というのも、このあとTVアニメや映画の続編を作るとしても、高校生の設定で描くことも、社会人としての設定で描くことも可能になったわけだ。ある意味で物語の広がりの幅が大きく広がったことにもなるだろう。

 アマゾンプライムでアニメも実写版も見ることができるので、まだブルーレイなどは買っていないが、いずれブームが去ったときにはあえて買おうと思う。もちろん今回の映画版も合わせて揃えるつもりだ。そのくらい気に入ったし、名作だとも思う。単にキャンプが主題の作品だからというだけではなく、人と人とのコミュニケーションや思いやりといった描写がとても優しく、そしてきめ細かい。本当にハートウォーミングな作品なのだ。それでいてクルマやバイク、キャンプ場やキャンプギアなどの描写もマニアックかつ正確なのがいい。作者は性別も年齢も不詳となっているが、おそらく若くても30代から40代以上の男性ではないかと思う。繰り返すが、名作だと信じて疑わない。

(2022年8月13日 補記)
 台風8号が静岡県から関東にかけて上陸するという予報だったが、時間が後にずれ込んだようなので、思い切って映画「ゆるキャン△」をもう一度見に行くことにした。地元のシネコンでは「ゆるキャン△」を上映していないので、最寄りを調べたら、春日部のララガーデンにシネコンのユナイテッド・シネマがあり、そこで午前10時半から上映されることがわかったのだ。これはナイスな時間帯である。
 ということで、電車で春日部に向かった。ララガーデンは春日部駅から歩いて数分の便利な場所にある。エレベーターで3階に行くとすぐユナイテッド・シネマが見つかった。前回のさいたま新都心のMOVIXとは違い、時間にゆとりを持って出かけたので、ポップコーンと飲み物のセットを買う時間も充分にあった。パンフレットは前回豪華版を購入したからノーマル版を買う必要はないのだけど、豪華版が分厚くて130ページほどもあるので、ノーマル版と比較してみたい気持ちが湧いてきた。とりあえず映画を見終わってから決めようと、劇場に行った。
 劇場に入るときのチケットもぎりの際、やや大きめの志摩リンのイラストの描かれたカードをもらった。モノクロで、リンちゃんがバイクと一緒にいるところだ。劇場によって来場者プレゼントが違うんだね。
 席に着いたら、予告編が流れている間に早めのピッチでポップコーンを食べていく。本編が始まってからは食べないようにするためだ。けっこう塩気が強い味付けで、飲み物の減りが早くなる感じだったが、映画館で食べるポップコーンはやはり美味い。
 映画はやはり良かった。2度目だから最初のような驚きや感動は薄いが、やはりいい場面だなぁと思うところがあちこちにあり、あのハートウォーミングな気分をじっくり味わうことができた。やっぱりいい作品だと再認識したので、思い切ってノーマル版のパンフレットも購入することにした。確認すると、ノーマル版は表紙を除いて48ページで¥1,200。豪華版は同じく128ページで¥3,000だから、むしろ豪華版のほうが割安なくらいだ。豪華版には監督やアニメスタッフが描いたイメージボードや絵コンテ的なものや、作者のあfろ氏が映画用に描いたカラー版のキャラ設定、そしてメインキャストの写真などが追加されているようだ。これはファンなら絶対豪華版を選ぶべきだろうが、ノーマル版でもこの手のパンフレットではページ数が多いほうであり、けっこう充実した内容だと感じる。つまりは豪華版が半端ないのだ。

 通常版と豪華版の違いが判明したところで、一つ残念なことに気づいた。7/1の上映開始日あたりに映画を見に行った人には来場者プレゼントとしてコミックスの13.5巻というのが配られていたのだ。その情報を知るのが遅かったので一ヶ月以上も見に行かなかったわけだが、こうなるとそれも欲しくなってくる。試しにAmazonやヤフオク等で見てみると、けっこうな数が売りに出ている。価格もピンキリだが、ヤフオクでは普通のコミックス1冊分程度の価格でも出品がいくつもある。試しにそれをいくつか入札してみたら、2つ落札できてしまった。どちらも価格は通常のコミックスプラスアルファ程度で新品状態らしい。2つもいらなかったが、まあ仕方がない。
 ということで、気になっていた13.5巻もゲットできた。オッサンだから他のグッズとかには手を出していないが、熱烈なファンだったら手当り次第に集めちゃう人も少なくないんだろうな。

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