
2022年4月16日(土)みやのかわナイトバザールと埼玉の仙人
埼玉県秩父市宮側町(みやのかわまち)にある商店街で偶数月にイベントを開催していて、 コロナ渦のため停滞していたが、今月は開催することとなり、催しは「デコトラを16台目抜き通りに展示する」というものだった。デコトラというのは一時期流行った電飾などをギラギラに飾り付けたトラックを言うが、最近はあまり見なくなっていたので、どれだけのものが集まるのかと興味があった中、大好きなYouTuberである「埼玉の仙人」ことサトシ氏も愛車の軽トラで参加すると決まったため、これは行かねばならんと都合をつけ、一路秩父方面へと向かった。
愛車スラ吉くんは今回も絶好調であり、少しの渋滞はあったが、ほぼ順調に秩父へ到着した。午後3時ごろに「道の駅ちちぶ」に着いたが、イベントが電飾の映える夜7時からということもあり、少し散歩がてら、周囲の調査のために歩いてみた。どうやらデコトラが展示される場所の目安も付き、道筋も確認できたし、古い建物なども少し撮影させてもらってから、道の駅に戻って休憩した。到着後少しも休まずすぐに歩いたのでけっこう疲れていたから、夜に備えて充分に休息した。
やがて日が落ちて、さて出かけようと思ったら、気温が急に下がってきた。服装は下着の半袖シャツの上に冬用の長袖シャツ、その上に薄手のダウンベストを着ていたが、その時点で日中に比べて10度近く気温が下がっていたので、これはまずいと、クルマに積んであったパーカーを着込んで出かけることにした。このパーカーには「クロワークス」のロゴがしっかり入っているが、細かいことは気にしないし、サトシちゃんも気にしないだろうと判断した。仙人Tシャツとか持っていないから我慢してもらうとしよう。
事前にある程度の道は調べておいたので、迷うことはなかったし、前を歩く家族らしいグループが道案内してくれるかのごとくイベントの話題を話しながらスタスタと歩いてくれたので、大いに助かった。
デコトラたちが一列渋滞で目抜き通りに停車しているのがすぐに見つかった。端から端までざっと見たが、サトシちゃんの軽トラが見つからない。違う場所にあるのかと思い、歩きながら探していたら、あるお店の入口の少し広くなっているところにちょこんと置いてあった。見ればサトシちゃんはすでにたくさんのファンに囲まれて談笑したり写真を撮ったりしている。
ひと通り相手が終わって空いてきたあたりで、改めて自己紹介。いつもどうもということで、記念写真を撮らせてもらい、しばし談笑。ほんとに良い青年である。ガチで娘の婿に欲しいくらいだ。
その後にも次々とファンが立ち寄り、必ずといっていいほど記念写真を撮りたがる。みんな遠慮深いのか、カップルで来ても一人ずつ写ろうとする(カップルの片割れが撮影しようとする)。せっかくだから仙人と3人で撮ってあげたいので、余計なお世話ながらシャッターを押しましょうかと申し出ると、みんな喜んでスマホを渡してくる。知人のそなたんさんにも会えたのが嬉しかった。
そんなことが続き、しばらく仙人と一緒の場所にいて、けっこう長く話をしてしまった。彼の撮影の邪魔になってしまったかも知れないが、少なくともファンのみなさんにとっては少しだけ喜んでもらえたと思うので、サトシちゃん許してね。
驚いたのは、シャッターを押してあげた中の一人の女性が、後でぼくを見つけて、「さっきは撮ってくれてありがとうございました」と言い、小袋のチョコレートをプレゼントしてくれた。なんて義理堅い人なんだ。これなら日本もまだ大丈夫かな、などと思ったりした。
デコトラのほうだが、今でも生き残っているだけのことはあり、どれも気合が入りまくっている。どんだけ金をかけてるんだろうと思うほど電飾にも絵にも手がかけてあり、その迫力と美しさ、それにあちこちに書かれているジョーク的な言葉の数々がとても楽しい。しばらく動画を撮ったり写真を撮ったりしていたら、あっという間に展示時刻が終わった(通行止めが18:30から、展示が19:00から21:00まで)。デコトラたちが退場していくのを見送り、そこでサトシちゃんとも別れ、道の駅へ帰ることにした。昼間に一度通ったのが功を奏し、夜でも一度も迷わずに戻ることができた。
トイレに寄ってからクルマに戻り、寝床の準備をした。最初は泊まるかどうか迷っていたので寝床を作らずにイベントに行ったのだが、結局は夜道を帰るのが面倒になって車中泊をすることにしたのだ。寝袋は3シーズン用、フリースの寝袋、それに予備として真冬でもイケる中華製の3号を持っていたが、その時の気温が4度。これは3号を使い、それでも寒ければフリースの寝袋を中に入れようと考え、まずは3号を設置した。とりあえずはそれで充分暖かく感じたのでそのまま寝ていたが、未明にやや肌寒く感じて目が覚めた。下半身はそうでもないが、上半身が微妙に寒い。そこで前の日に着ていたパーカーを寝袋上半身の上にかけ、再度寝てみると、それだけで充分に暖かくなったので、二度寝した。次に目が覚めたらすでに周囲が明るくなっていた。寝る前に充電しておいたスマホでTwitterなどの返信をしたりしていたら6時くらいになったので、前夜にコンビニで買っておいた稲荷寿司とカレーおにぎりを朝食に食べてからトイレを済ませ、6:30頃に道の駅を出発、自宅へ向かった。さすがに早朝の道は空いていて気持ちがいい。前日の往路は2時間半かかった道が、復路はちょうど2時間で自宅まで到着した。スラ吉くん、お疲れさま。そして埼玉の仙人ことサトシちゃん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。