新型コロナ２年めのＧＷ

　昨年の初めくらいから急速に広まった新型コロナウイルスの猛威が止まらない。何度も緊急事態宣言が発令され、県をまたぐ移動は自粛するようにと言われ、不要不急の外出も控えるようにと言われ続けている。
　そんな中、今年もGWを迎えた。さすがにずっと自宅にこもっているのは我慢できないので、一泊二日で千葉県香取郡多古町のクロワークスベースでキャンプをさせてもらったが、それ以外はじっと我慢の子であった。

　感染防止のため、今年も桜の時期は「桜まつり」が中止されたが、それでも昨年に比べるとかなりの人数が歩きながらの花見に押しかけていた。みんな、我慢ができなくなっているし、なんとなくだが「自分はかからないような気がする」「けっこう大丈夫じゃね？」的な気分が広まっているような印象がある。通勤電車にしても一時に比べるとかなり混雑度が増していて、テレワークしてる人はかなり減ったんじゃないかと感じるようになった。じつはこういう時期が一番危険なんじゃないだろうかと思えてならない。

　そんなわけで、GWのほとんどは自宅で過ごしていたわけだが、ぼくは映画をやYou Tubeを観たりするのが好きだし、読書も好きだからまだ良かった。それが、たとえば休日のパチンコしか趣味がないなんていう人だったらどうだろうかとふと考えた。同じ場所で長時間、密の状態で過ごすわけだから、どう考えても危険だろう。
　キャンプにも行きたいが、みんな同じことを考えていて、アウトドアなら大丈夫だろうと思う人が人気のキャンプ場に集中して、まるで難民キャンプのようになっている。これではむしろ危険であるから、行かない。

　では一人で近場の適当なところにドライブでも、と思ったが、観光なり休憩なりをしようと思うと、どうしても観光地の売店やレストラン、道の駅とかコンビニなどに寄ることになる。それは不特定多数の人と遭遇することにもなるばかりか、不要不急の外出を控えることや最低限の買い物という趣旨にも反することになるから、これも避けた。

　そんなわけで、今年のGWもほぼおとなしく自粛をしていたわけだが、いつになったらこの疫病が収束するんだろうかと考えざるを得ない。ワクチンが開発され、日本にも導入が始まり、医療関係者や高齢者から順に接種が始まってはいるが、全人口に対してはまだまだ相当の時間がかかると思われるし、当分は引き続き注意が必要な状態が続くんだろうな。