国産ギターを見直したことについて

2018年12月10日

最後に輸入もののギターを入手したのは2010年でした。その年の1月にLarrivee L-28'80-81、4月にMartin D-18'78、9月にMartin D-18S'71と、今でも愛用しているギターたちが揃って我が家に来てくれて、それ以後は輸入もののギターを買うことなく現在に至っています。

というのは、最近になって国産ギターを見直してきたということがあります。いわゆる国産ヴィンテージや、そこまで古くなくてもK.Yairiのギターで20年近く経過したものなどを何本か集めてみると、海外のギターにはない魅力を感じるのです。

たとえば林楽器製のMountain3本はHEADWAYに移籍する前の百瀬恭夫氏が手がけた個体で、HEADWAY以降のようにガチガチな造りではないためにかなりマイルドさが出ていて耳当たりがよろしい。3本とも1975年製で、けっこう年数が経過していることもあって、充分にこなれています。見た目はそれぞれGuildやGibsonのコピーですが内部のブレース構造はMartinのそれに近いため、音自体はGuildにもGibsonにもまったく似ていませんが、鳴り自体はそれなりにまとまっているためこれはこれでありだと思います。

一方K.Yairiですが、これはもう我が道を行く定評のあるメーカーであり、良材を丁寧に組み立てていて造りの良さには文句のないところですし、最近ではオリジナリティあふれるギターも多く造るようになってきたので、久々に使ってみようと思ってゲットしたのが始まりで、その後何本か買ったり売ったりして現在の3本となりました。空母のようなDYM-95V、駆逐艦のようなRF-701N、そしてつい先日に戦艦のようなBL-85RBというギターをゲットしましたが、どれもそれぞれの特徴がよく現れていてとても好感が持てるギターたちです。

こうした国産ギターたちは比較的価格も手頃で入手しやすく、かつ良質というのが大変ありがたい存在です。気軽に外へ持ち出す楽器としても好適で、しかも良く鳴ってくれるんですから助かります。

楽器というのはアマチュアである以上はほぼ自己満足の世界だと思っていますが、その意味でもいいところへ落ち着いてきたかなと自己分析しています。今年はまた一気に本数が増えちゃったけど、5本買ってもたとえばK.Yairiの新品を1本買うのと大差ない金額で収まっているので、コスパは驚くほど高いと思います。少しはギターの買い方が上手になったのかな?(^^ゞ

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