クルマでの旅と装備について・3
同じようなことばかり書いての第3弾。(笑)
前回、車内ではいっさい調理をしないと決めた場合のことを書いた。仮にそうした場合、「持っていくものリスト」の内容も大きく変わってくる。具体的にはこんな具合だ。
(持っていくもの)
①ポータブル電源、カメラ類→変わらず
②寝袋、マット類(シートの段差を埋めるための三角マットと万年床用のインフレータブルマット、予備のウレタンマット)→変わらず
③小型折りたたみチェア、小型折りたたみテーブル→不要
④カセットガスコンロ と風防、ライター類→不要
⑤ライト類(LEDランタン、懐中電灯、ヘッドライト)→変わらず
⑥小型のクッカーセット(鍋とフライパンのセット)→不要
⑦小型タープ、小型テント→不要
⑧包丁、ナイフ、 カトラリー類(箸、スプーン、フォーク、シェラカップ、マグ、まな板、お玉等)→一部不要(包丁、お玉などは不要となる)
⑨着替え、タオル類、予備の靴、サンダル等→変わらず
⑩ポケットストーブ、固形燃料 →不要
したがって、必ず必要なものは以下のとおりになる。
(持っていくもの)
①ポータブル電源、カメラ類
②寝袋、マット類(シートの段差を埋めるための三角マットと万年床用のインフレータブルマット、予備のウレタンマット)
⑤ライト類(LEDランタン、懐中電灯、ヘッドライト)
⑧ツールナイフ、 カトラリー類(箸、スプーン、フォーク、シェラカップ、マグ等)
⑨着替え、タオル類、予備の靴、サンダル等
なんと、ジャンル的にわずか半分になってしまった。(笑)
クルマという「座席付きの鉄のテント」がいかに便利かがわかるような気がする。
なお、細かいことを言えば雨具も必要だし、日帰り温泉を使うお風呂セットも必須だが、これはどこのコンビニでも手に入るものだ。またなかなか風呂に入れない場合も考えられるだろうが、ウェットティッシュがあればとりあえず事なきを得る。洗濯に関しても、コインランドリーが全国にある。週に一度くらいの頻度で洗濯をすれば、清潔なまま旅ができるだろう。本当に世の中は便利になった。
こう考えていくと、車内では調理をしないという決断さえしてしまえば、荷物もごく少なくて済む。これが一番いいんじゃないだろうかとも思えてくる。
車内でけっこう大きな問題となるのが、ゴミである。おにぎりやサンドイッチの包装くらいならさほど嵩張らないからまだいいが、惣菜などを買って食べた場合のトレイやペットボトルなどがどんどん溜まるだろう。それを避けるために、例えばコンビニやスーパーで惣菜を購入した場合には、その場で食べて、すぐゴミを捨てさせてもらうようにしようと思う。その店で購入したものなら、ゴミを捨てることにもお互いに抵抗がないだろう。
ぼくのクルマ旅の基本は、ドライブと観光と写真・動画撮影だから、快適なドライブを一番の希望とする。そのためには乗り慣れたスラ吉くんが最適なのだ。
こうして考えると、ぼくはどうしてもスラ吉くんで旅をしたくて、装備などもそれに見合ったものにしようと思っているらしい。そして、それがもっとも軽装で手軽でもある。それがだんだんわかってきたし、実現できる自信もある。過去に何度もスラ吉くんで車中泊をしてきて、それなりに熟睡できることもわかったし、何よりも「鉄のテント」の安心感は半端ない。
道の駅では場所ごとの環境によって熟睡できないこともあるだろうが、その場合はたとえ日中でも気にせず、他の道の駅に移動して仮眠を取ればよい。締切やノルマのある旅ではないのだから。
ここまで書きながら考えていたと言っても過言ではないが、どうやら結論が出たようだ。装備も含めて、こんな感じにまとめよう。
①旅にはスラ吉くんで行く。
②装備は最低限にし、車内で調理はしない。
③熟睡できなかった場合は無理をせず、追加で休憩する。
④夜間は極力移動しない。
⑤撮影に気を取られすぎないよう、充分に注意する。
早く完全にリタイヤして、のんびり旅に出たいなぁ。