アクションカムの話・2(Apeman A80)

2019年04月05日

 アクションカメラのApeman A80を使うようになってからいろいろと撮り方を試している最中だが、できれば3軸ジンバルに取り付けて手持ちで撮るのがある意味理想だとは思うけど、せっかく小型軽量のアクションカムなのに身に付けて取らないのはなんかもったいない気がして、①ネックハウジングマウント②マウント付き帽子③マウント付きクリップを試してみた。

 ①は顎の下にカメラが収まるのでボタン操作がしやすいし一度角度を決めてしまえば上下左右にずれにくく、他人からも比較的目立たないという利点があるが、首を曲げただけではカメラ自体は正面を向いたままなので視線が動いても連動しないケースがあるということと、自分の視線よりも顔ひとつ分以上低くなってしまうという欠点がある。

 ②はいわゆる野球帽というかキャップの額の部分にアクションカム用のマウントが付いているもので、首を曲げればその方向に連動して撮影することができるのが最大のメリットだが、不思議なもので日頃はとても軽くて重量が気にならないアクションカムなのに、頭に載せると急に重く感じるし、しかも撮りながらだと角度の微調整がしにくいことがわかった。そりゃそうだ、おでこにセットしてるんだから見えるわけがない。そこでWi-Fiを使ってスマホの画面でモニターしながら撮影するわけだが、せっかく体に身に着けているのにスマホを持つ手がふさがってしまうというのが面白くない。そこで通常よりも帽子の後ろのベルトをややきつめに調整してずれにくくし、最初に厳密に調整して スマホで確認するだけで、あとはイチかバチかで撮ることにした。ただし、帽子の前にアクションカムがついている姿はえらく目立つことは間違いない。

 ③としてはマウントにクリップが付いているものを使うという手がある。そのマウントももちろん持っている。使い方としてはバックパックやショルダーバッグのベルトに取り付けて撮影するのだが、考え方としては①に近いだろう。カメラの操作のしやすさも①に準ずると思うし、ネックハウジングマウントのような鬱陶しさを感じることも少ないと思うからメリットも多いけど、取り付ける場所によっては腕を前に動かしたときにボコボコ当たってしまうことがある。たとえば歩きながらアクションカムで撮影していて他のカメラで撮ろうとしたときに、持ち上げた腕がアクションカムにぶつかってしまうのだ。個人的にはそれが最大の欠点に感じた。
つまり、どれも一長一短なのだ。

 そこで④として、先日仕入れたシンプルな1軸ジンバルにアクションカムを着けて背面の液晶モニターを観ながら撮影するのがいいのかなあと思い始めた。確かに片手はふさがってしまうが常にモニターできるしジンバルのおかげで水平も確保できるし、何よりもいいのが手で持つために撮りたい方角に正確に向けられることだ。体に取り付けるのは確かに手は空くが目で確認しながら正確に撮影するためには前述のようにスマホなどでモニターする必要がある。それでは同じことになってしまう。
 1軸のジンバルは水平だけしか補正してくれないが、上下に関しては腕を傾けた方角をそのまま撮影することができるから、ぼくにとってはむしろわかりやすい。もちろん3軸ジンバルは常に水平垂直を保つだけでなくて1軸のように一部を固定して使うこともできるからその使い勝手など性能的には比較にならないほど優れているのだけど、そのぶん大きく重くなってしまうし価格も高価なのが困る。ぼくが1軸ジンバルを選んだのはぼくに必要な機能を備えつつ安価で小型軽量だったからだ。もちろんこのジンバルはスマホにも使えるから、その時の気分でアクションカムかスマホを取り付けて使うことになる。スマホをつけるとアクションカムよりは少し重くなるけど、モニターする画面が遥かに大きいからとても撮影しやすい。変なもので、アクションカムを使い始めてから愛用のiPhoneの性能の素晴らしさを再認識したりもしている。ほんとに最近のスマホは良く出来てると痛感する。

 というわけで、当面はいろんなマウントを使い分けながら、アクションカムとスマホをもケースバイケースで選択することになるだろう。難しいけど動画も楽しいね。いつ挫折するかわかんないけど。(笑)

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