アクションカムの話・1(Apeman A80)
動画を撮る機材としては愛用のiPhone 7Plusがあるのでそれを使ってきたのですが、やはり身につけるのに便利なのはアクションカムの部類です。現時点ではGoproのHERO7が最新型であり、DJI Osmo Pocket も素晴らしい機種だと思うのですが、いずれもそれなりの価格を覚悟しなければならりません。現時点でユーチューバーになりたいわけではないし、とりあえず動画を撮って遊んでみたいだけなので、多少性能が劣ってももっとお手軽な機種で充分だと判断し、数多く出回っている中華製アクションカムの中から「Apeman A80」という機種を選びました。選んだ基準は4Kまで動画が撮れてGoproのマウントと互換性があり手ぶれ補正や日時記憶があって、かつ吐き出す動画のフォーマットがMP4であることでした(中華製アクションカムには動画のフォーマットがMOVのものも多く、そっちだと編集がやりにくい面があるから避けようと思っていました)。それでいてGoproと比べて価格は十分の一くらいから手に入るのだからありがたい(もちろんGoproに比べれば画質も手ぶれ補正も劣るが、実用上はまったく問題ないレベルに達しているし、価格差を考えればもちろん文句はない)のです。
A80には最初からキャリングケースと付属のマウント類などが豊富についてくるのですが、その中にないクリップ型マウントとネックハウジングマウント、それに吸盤型マウントを買い足して、取り急ぎ使い始めてみました。
クリップ型マウントはバネ式クリップでバックパックのショルダーベルトや帽子などに挟んでアクションカムを取り付けるためのものであり、ネックハウジングマウントは首に引っ掛けて顎の下付近にアクションカムを取り付けるためのもの、そして吸盤型マウントはクルマのウインドウなどに貼り付けてアクションカムをドライブレコーダー的に使うためのものです。
ぼくの使い方だと上記の3種類の使い方がほとんどになると思われますが、まずはネックハウジングマウントを使って歩きながら動画を撮影したり、電車の一番前の車両に乗って窓から動画を撮影してみたりしました。ネックハウジングマウントを使うと小さなアクションカムは首のあたりに収まるので目立ちにくいというメリットがあります。ほんとは自分の視線と一致させると撮影しやすいのですが、たとえばヘッドバンドマウントや帽子の正面にマウントが付いているものを使ったりすると周囲の人から見ても目立ちやすいけれど、首を回してもアクションカムのレンズが視線と一緒についてくるメリットがあります。ネックハウジングマウントやショルダーベルトにクリップで取り付けるタイプだと首を回しても胴体は別の方角を向いているため自分の視線とアクションカムのレンズとは違う方角を向くことになります。つまり胴体ごと撮影したい方角に向けなければならないわけです。これが意外と難しい、というか煩わしいことに気づいたのが現時点です。
そこで、目立つのは承知の上でGoproマウントが正面についた帽子を購入しようかと思っています。それを使えば視線とアクションカムの角度が常に一致するし、クルマで使いたくなったらいちいち吸盤マウントに取り付けずとも帽子をかぶったまま使えば運転中の撮影ができます(ドライブレコーダー的に使う場合は頭の位置から撮るよりウインドウに直絵説貼り付けて撮るほうがいいかもしれないが)。
こんなことを書いていると、もともとのアクションカムがいくら安くても周辺機器を買い増すことでけっこうなコストアップになってしまうじゃないかと思われるかも知れませんが、どっこいそうはなりません。こういう小物を買う際にはほとんどの場合カードやWebサイトで得られるポイントを使って買うことにしているからです。特に期間限定ポイントはこういった小物を買うのに最適だと考えているから、まさにちょうどいいのです。
今後は出かける先々で静止画のみならず動画もできるだけ撮影していきたいと思っています。